なみゆいの会 周流杖術

周流旧杖術の会です。杖を使った型稽古の練習会です.

周流杖術という武道の練習会です. 交流武術研究会 周流代表 村中喜峰の作った武道です。 およそ、1メートル30センチの棒を使った型稽古の武道ですので、自由に打ち合うことはありません。

武術的健康体操とは

様々な健康体操がある中で、特に武術的と書きましたのには理由があります。

武術と申しますと、殴ったり蹴ったり、格闘技と同じように思われる方も多いでしょうが、もし、分類するというなら、武術は格闘技など、空手や、柔道、レスリングとではなく、踊りや舞に近いものだと考えています。
もちろん、武術では、突きや蹴りもありますが、武術は格闘技のように、明確に存在する目の前の相手に勝つための技術というより、とりあえずは自分自身が負けないための技術だと思っています。

ですから、武術では向かい合っての真っ向勝負という想定はありません。
自分に危害を与えようという相手にうっかり出くわしてしまい、出来れば逃げたいけれどそうもいかず、仕方なしに闘うことになってしまう、そういう前提で考えていますので、出来るだけ相手の攻撃をがしっと受け止めるようなしんどいことは避けたい、また、攻撃するにしても、無理に力まず、でも、効果のある突きを繰り出せればいいなぁ、とか、ま、考えるわけです。
さて、そういう、都合の良い動きをするには、効率の良い、無駄のない、洗練されて、柔らかな角のない動きを身につける必要があり、それこそが武術的な体の動かし方なのです。
ここ最近良く見かけるお店がマッサージや整体のお店。流行りなのかなと思いますし、私の知り合いも通っていますが、ああいうのって、週に2度3度と行くこともあるらしいですね。一度行って体を整えてもらえば、糖分、行く必要がないのではと思うのですが、どうもそれは考え方が違うらしい。
体を整えても、日常の習慣となった動きに歪みがあるから、日常の動きそのものを直していかない限りはずっと通わなきゃならない。
武術的動きというのは、この日常の動きから変えていくことを目指しています、そして、それに特化したのが武術的健康体操だと思います。

ただ、武術的健康体操のかなり大きな問題点として、今まで長年かけて身につけてきた、「普通の体の動かし方」を全否定して、0から体の動かし方を覚えていかねばなりません。それは、今までの自分自身を否定することにも繋がり、よほどの強い思いがなければ続けることは困難かもしれません。